バテッドって何?

自転車のスペックのフレームのところによく書かれている ”バテッド(英語:butted)” について、「なんだこれは??」という方も多いのでは?(実際に、A-DEWのsono1のスペック表にも書いています。。。)そこで、その ”バテッド” について少し触れてみます。

まず、スポーツバイク用フレームのあの三角形が2つ組み合わさった形は、パイプを1本1本溶接や接着によって繋ぎ合わせて作られています。(フロントフォークを含めると一般的には計11本)そして ”バテッド” とはこの1本1本のパイプの種類(特徴)を指す言葉なのです。まずは下の図を見て下さい。

butted

上図のように、パイプの肉厚が一定のパイプを ”ノーマルチューブ” あるいは ”ノンバテッドチューブ” と呼び、パイプの肉厚が途中で変化する(中央部分が薄い)パイプを ”バテッドチューブ” と呼びます。パイプの中央部分を薄くすることは非常に手間がかかるため、バテッドチューブを使用する自転車は一般的に値段が高くなってしまいます。そのため高価なスポーツバイクほど、このバテッドチューブが使用されているのです。(ちなみに、A-DEWのsono1でもバテッドチューブを使用しています(笑))

では、なぜわざわざ高価なバテッドチューブを使う必要があるのかといいますと・・・「軽く」するためです!車体の重量を軽くすることは、皆さんに軽快に走って頂くために最も重要とも言える要素なのです。

ただし、パイプを薄くするということは同時に強度が低くなってしまいます。そこで・・・「フレームの中でも、負担が大きいパイプの繋ぎ目部分は肉厚を厚くして強度を保ち、負担の少ないパイプ中央部分は肉厚を薄くして軽量化する。」・・・これがバテッドチューブを使う理由です。

ですので、先ほども言ったように性能(軽さ)を重視する高級スポーツバイクでは、値段が高くなってでもこのバテッドチューブを使用しています。このように、「見た目が似ていても乗れば違う!」というのがこの ”バテッド” という言葉に隠されていたのでした(笑)

ちなみにA-DEWのsono1でも、皆さんに少しでも気持ちよく走って頂きたいという思いから、値段は限りなく抑えつつもこのバテッドチューブを採用しています!このような見えないこだわりもたくさん詰まったA-DEWのスポーツバイク ”sono1” を一度ご覧いただけると嬉しく思います。

sono1の詳細は こちら>>