クロモリフレームのロードバイクやクロスバイクは「しなやかで乗り心地が良い」ということをよく目にしますが、いったいそれは何故なのでしょうか？
そこで、クロモリフレームの乗り心地の良さ（体へ優しさ）と、ロードバイクやクロスバイクの入門、初心者の方にも適していると言われる理由を紹介していきます。まずは、下の写真をご覧下さい。

（写真）クロモリフレームを採用するA-DEW sono1シリーズ（左：sono1 DROP ／ 右：sono1 FLAT）
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上の写真でもわかるように、クロモリのロードバイクやクロスバイクの特徴といえば、やはりその細身のスタイルです。そしてこの細さこそがクロモリフレーム特有の乗り心地の良さにつながっています。

そこで、下の材料特性を示す表をご覧ください。（ここから少し専門的になります・・・）

まずクロモリはアルミに比べて引張強度が大きい、すなわち同じ形状であればアルミに比べて強い（破断しにくい）材質だということがわかります。次に、弾性係数（材料の伸びにくさ≒固さを表します）を見ると、こちらもクロモリの値がアルミより大きくなっています。以上より、クロモリは「固くて強い」、アルミは「柔らかくて弱い」ということになり、一見すると、クロモリフレームのしなやかな乗り心地（振動吸収性に優れる）とは矛盾するように見えます。

しかし、自転車の特性は単純に材料の特性だけで決まるものではなく、フレーム形状に大きく影響を受けます。先ほどアルミは柔らかくて弱いと言いましたが、この弱いという欠点をパイプ直径を大きくすることで重量を増やさずに克服することができます。そしてパイプ直径を大きくする（太いパイプを使う）と、強度が高まると同時に固く、曲がりにくくなります。（質量が同じ細いパイプと太いパイプ・・・どちらが曲げやすいか想像してみてください・・・）

このことから、クロモリフレームには細く肉薄なパイプを使うことができ、アルミフレームでは太く肉厚なパイプを使う必要があることがわかります。そしてこのことが、一般的にクロモリフレームはしなりやすく振動吸収性に優れ、アルミフレームは固く剛性感のあるフレームになると言われる理由です。また、このクロモリフレームの「快適な乗り心地」という長所は体への負担軽減につながるので、街乗り使用や、ロードバイクやクロスバイク入門・初心者の方にとって扱いやすいく、乗りやすいと言われる理由でもあります。この他にも、クロモリフレームとアルミフレームの間には様々な一長一短がありますので、随時掲載していきます。

そしてA-DEWでは、ロードバイクやクロスバイクの入門・初心者の方や女性・男性問わず、誰もが快適で楽しい自転車ライフを送ってほしいという思いから、第一弾製品としてクロモリホリゾンタルフレームという点に徹底的にこだわったロードバイク＆クロスバイクの A-DEW sono1 を開発いたしました。

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